ヒッチハイクで再アタック
前日に、朝8時に検問所に来なさいと言われていたので行きました。
甘孜まで送ってくれる約束になっているからです。
だけど40分以上待っても昨日の公安のおじさんは来ない。他の人が代わりに送ってくれる気配もない。
何時に来るのか聞いても「あと5分」と答えるが全然来ない。
そのまま1時間以上経過。
ついに痺れをきらした僕は、自分でタクシーを探す!と言い放ちその場を立ち去った。
もちろん来た道を戻ります。。。
10分位したところで通りかかったタクシーを止めたが、甘孜に行く途中にある町・炉霍(ルーホー)まで行くところだったのでそこまでお願いした。
甘孜は遠いからな〜言われ断られた。
同じタクシーに中国人バックパッカーの男の子が乗っていた。
彼は色達観光からの帰り。
彼に公安に追い返された話をしたら、彼が検問所を通った2日前はノーチェックだったと言う。
俺はツイてなかったのか。。。
悲しくなった。
約2時間後、炉霍へ到着。
彼と一緒に昼飯を食べた。
この後、彼はヒッチハイクで甘孜へ向かうと言って、店のおばちゃんに段ボールをもらい「甘孜方面」と書き始めた。
それを見てたら良いアイデアを思いついた。
大型トラックの荷台に乗せて貰えば検問突破できる!!何故ならトラックは公安のチェックの対象にならないことは、長時間待たされてる時に観察していて気付いていた。
次こそ行ける気がする✊✨
僕の分も彼に書いてもらった。
お互いに健闘を祈ってお別れ。
さぁ、出発!!
と張り切っていたのも束の間。
大型トラックが全然通らない。笑
待てども待てども。
雨も降って来て、最終的に車なら何でも良いや状態になり通りがかる車全てにヒッチハイクのサインを送った。
30分後、一台の車が停まってくれた。
チベット人のお父さん&息子。
色達に行きたい旨と、公安に捕まりたくないので検問所の手前で降ろして欲しいと伝えた。
何故手前で降りるかというと、
トラック作戦を諦めた今、確実な方法をとるためにも検問所のすぐ裏にある山を自力で登ってバレないように通過しようと思ったからです。
その後はまたヒッチハイクすれば良いやなんて考えました。
もうこうなりゃ意地でも入ってやるという強い気持ちなのです。笑
すると、彼は大丈夫的なことを言う。
取り敢えず車に乗せてもらった。(英語は話せないので会話の内容は全てイマジネーションです。)
でも大丈夫と言われた昨日は大丈夫じゃなかったのは事実。
Google翻訳アプリを使ってどう大丈夫かを確認したら、
なんと、
検問所を通らない別のルートで向かうから大丈夫という意味だった。
これはスーパーラッキーだった🤞✨
息子はジョンというイングリッシュネームを持っており覚えやすい名前だが、お父さんには当然イングリッシュネームなど無く、リアルネームは難しすぎて忘れてしまいました。スミマセン。。。
車に乗せてもらうこと2時間。
ジョンを学校の前で降ろして、彼とはお別れ。
その後、すぐ近くにある彼の家にお呼ばれした。2度目のランチ。
チベティアンフードを初めて食べた。
どれも美味しかった( ´_ゝ`)✨
特にヤクのミルクで作ったヨーグルトは少し臭かったけど身体に良いだろうなぁと思ったら全部食べれた。
さらに山を越え谷を越えってな感じで3時間ほど進む。
裏道のような所なので車道など当然無く、悪路中の悪路です。
でた先は検問所を越えた数キロ先の所。
この瞬間何だか気が楽になった。
そこからは正規ルート。
公安はいくつか見かけたがノーチェック。
約1時間後、分かれ道の手前で車は停まった。
お父さんは右方面へ進む。
しかし、僕は左方面の色達へ。
ここで感謝の気持ちと共に別れた。
本当にありがとうございました😭✨
色達までは20km。
またヒッチハイクを開始。
今度は5分で捕まった。また親子。
子供が超可愛い。いつの間にか僕の肩を枕にして寝ていた。笑
そして、
とうとう夢にまでみた色達へ入ることが出来ました✨