back to nature

2017年2月から約2年間で世界一周をします。旅で見たこと感じたことを自由に書いていこうと思います。ほぼ自己満足な記録ではありますが、自身の旅の経験が少しでも誰かの役に立てれば幸いです。

100万人の大虐殺事件

約4年間に渡りカンボジア全土で起こった歴史に残る大事件です。

当時のカンボジア人口の約3分の1が同朋によって虐殺されました。

 

※始めに、

今回の内容は非常に残酷な話です。

しかし同じアジア人として是非知ってもらいたい事実です。

それを踏まえた上でどうぞ。

 

 

 

 

ベトナム戦争が勃発し、隣国であるカンボジアにも被害が飛び火し、カンボジア国民の多くが難民となりました。

当時、アメリカ軍の言いなりになっていたカンボジア政府軍と反政府軍も内乱を起こし、国中が大混乱に陥ります。

 

とばっちりを受けたカンボジア国民は当然アメリカを嫌い、それに従う政府軍への支持も徐々に無くなっていきます。

それに伴いポル・ポト率いる反政府軍クメール・ルージュ】が国民の支持を集め始める。

 

1975年、ベトナム戦争終熄後はクメール・ルージュが政権を握ることになり、どん底にあった国民は明るい未来を夢見たと思います。

 

しかし、

ここからが本当の地獄の始まりでした。

 

クメール・ルージュのトップであるポル・ポトは狂信的な毛沢東ファンであり、彼の提唱する「原始共産主義」をそのまま真似る政策をとった。

 

原始共産主義を簡単に説明すると、

階級や貨幣制度を廃止して原始時代のような農業中心の生活をしようという政策です。

 

よって、

自分達を除く知識人達は"格差をもたらす邪魔者"とされ、強制的に虐殺されました。

中には眼鏡を掛けているだけの者もその対象になったそうです。

 

ポル・ポトの言葉に、

「罪のない人を誤って殺すのは、敵を見失うよりもまだマシである」というとんでもない格言があります。

 

少しでも疑いを掛けられた人物は確証なしに容赦無く殺される狂った世界なのでした。

 

 

拘束された人は先ず収容所行きになります。

それ以外は農民となり、充分な食料を与えられず長時間働かされ餓死か過労死という結末。

 

どちらにせよ地獄の道を辿ります。

 

 

僕はプノンペンにある、トゥール・スレン収容所とキリングフィールドという場所を訪れました。

 

トゥール・スレン収容所とは、

当時の収容所(S-21と呼ばれていた)がそのまま残っている極秘施設です。

極秘施設と言っても、元は学校です。

教室だった場所に鎖付きの牢屋を作り、外壁には有刺鉄線が張り巡らされてあります。

 

ここでは音声ガイドを聴きながら見学ができますので、より理解を深められるので有難い。しかも言語選択が可能です。

 

クメール・ルージュによって捕まった人々はその場で目隠しと手足を縛られトラックでこのS-21に強制的に連れて来られます。

 

刑務官は主に教育を受けていない10〜20代の少年達。

まっさらな状態なのでクメール・ルージュの思想を刷り込みやすいんですね。

 

ここに到着すると先ずはデタラメな供述書を自分で書くように強制され、書いた内容に対しての刑が確定されます。つまりは死刑です。

 

死刑執行までの間は様々なカタチで拷問されます。

人々は服を剥ぎ取られ、足と手を繋がれます。これは完全に人間としての尊厳を奪い、動物以下の扱いを受けることで歯向かう気力すら失くさせるのです。

 

ここでは12000〜20000人の人々が収容されました。そしてS-21は各地に約200ヶ所ある収容所の一つにすぎないというのが驚きです。

 

死刑執行はここではなく、キリングフィールド(埋葬地)と呼ばれる場所で行われます。カンボジア全土に約300ヶ所あると言われています。

 

そこで僕が見学に行ったのはチュンエクにあるキリングフィールド。

ここでも日本語音声ガイド付きです。

 

キリングフィールドに送られた人々はその日の晩か翌日の晩には処刑されます。

 

事務所では、処刑漏れが無いか処刑リストをチェックする作業を今後処刑される人達が行なっていたそうです。

 

ここには大きなスピーカーがあり、当時クメール・ルージュのテーマ曲が流れていたそう。

 

昼間は強制労働をさせている死刑囚を鼓舞させる為、夜は処刑される人々の叫び声を掻き消す為。

音楽を流すための電力は発電機によって作られますが、発電機によって生じる騒音もまた断末魔を掻き消すのに利用されていたのです。

 

処刑には弾が高価なため銃は使用せず、農耕具を使って首や頭を殴るようにして打ちつけ殺します。念の為、最後に首を搔き切ったそう。

死体は勿論、死刑囚によって掘られた穴に埋められます。

 

死刑の対象は大人だけではありません。

 

赤子は木の幹に頭を打ち付けて殺されます。しかも親の目の前で。

「腐ったリンゴは箱ごと捨てろ」というポル・ポトの言葉通り、復讐されることを防ぐ為一家丸ごと根絶やしにしたのです。

 

敷地内には他にも犠牲者の衣類や武器の保管庫跡、首を刈られた遺体の埋葬地等があり、ルートの最後にはここで亡くなった方の遺骨が納められた慰霊塔を見学することができます。

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4年後クメール・ルージュは陥落し、幹部らは罪を認め終身刑になりました。

(カンボジアでは死刑制度はない)

 

 

 

最後に。

 

これらの施設を訪れる前は、30数年前に起こった事だとは全く想像もつきませんでした。

しかし目の当たりにすることで、これらは紛れもなく証拠物であり事実だと理解させられます。

カンボジアでこれらの被害に遭われた方やその親族の方々に対し僕が出来る直接的なことは何もありませんが、僕自身が歴史の事実として確実に記憶に残し、この教訓を元に平和や調和について少しでも考えることが彼らに向けた唯一のできる事だと信じたいです。

 

 

心より御冥福をお祈りします。

首都プノンペンと伝説のフライドライス

前日にキャピタルツアーオフィスという大手のバス会社でプノンペン行きのバスチケットを買っておいた。

 

宿から1㎞離れたバスターミナルへ向かうにつれ、舗装されていない道に変わっていく。

むしろこちらの方が僕らのイメージするカンボジアの風景ではないだろうか?

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今日の移動も長時間になりそうなので、途中の飯屋で朝飯を食べた。

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僕が乗りこんだバスは韓国から寄与されたものだった。(USED)

後進国に来るとこういう他国産のバスはよく見られる光景だ。

そして、裸の運転手もたまに見られる光景だ。もちろん運転中は服着てますよ。笑

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約6時間。

 

首都プノンペンに到着です。

思いの外、栄えてる!

タイの3番目か4番目くらいの街って感じ。アバウトですみません(΄◉◞౪◟◉`)

 

キャピタルツアーオフィスは安宿も経営しておりバスはその真ん前に泊まります。

シングルルーム(ファン付き)一泊4ドルで噂通り安かったので、とりあえず2泊分支払い。

 

チェックインを済ました後は、ナイトマーケットで飯探し。

 

新しい場所に着いた後の飯探しが毎度楽しみで仕方ないのです!!

 

全然屋台無いやん(;´д`)

こんなに広いのにナイトマーケットにありがちな小ダサい服屋しかない!!

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他にあるとすれば、市民に全く関心を持たれていないステージ。笑

小僧よ。頑張って歌い続けろ。

いつかお前の声が届く時が来るだろう。

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がっかりしながら、宿に戻る道で飯屋を探すことに。

意外とお店が開いていなくて、その中でポツンと一つだけ電気が点いている店を発見した。しかも暇そうで期待値は一気に下がったが他に無いので仕方なく入る。

 

今日はフライドライスの気分。

注文してから3、4分で出てきた。

 

 

・・・おい!なんだこれっ!!

クソうめーじゃねえかっ!!!!

今まで阿呆みたいにフライドライス食べてきたけど群を抜く圧倒的な美味しさだなぁ!!!!

 

って、心の中で叫んだ(;´д`)

 

 

店の隅っこで僕の様子を伺ってる控えめな店主にもっとしゃしゃり出て良いんだと声をかけたいくらい!

 

※どこにでもある見た目だったので写真は撮ってないです✌︎('ω')✌︎

 

店を出るとき、店主にとても美味しかったと英語で伝えたが、英語がわからないらしく何言ってるんだコイツって感じになってしまった。

 

 

何であんなに美味しかったのか自分なりに分析しながら宿に戻った。答えはなんとなくしか出ない。

シャワーを浴びてる時に、答えを求めに滞在中にまた食べに行くしかないと強く思った。

 

 

 

@あとがき

 

プノンペンは最終計4日間滞在することになった。その間も伝説のフライドライスを食べに行ったのに場所が分からず、伝説は幻となりました。

3回ぐらい店探しに挑戦したのに。。。

 

あれは夢だったのか?

世界遺産アンコール・ワット

今日は世界遺産アンコール・ワットへ行って参ります。

 

たまたま同じドミに前日から泊まっているトモさんと一緒に行くことに。

彼は僕より1つ歳上でGW休みを利用して東南アジア旅行をしているそうです。

 

アンコール・ワットは中心街から歩いて行ける距離では無いので、前日の夜に町で会ったトゥクトゥクドライバーに早朝4時半に宿まで迎えにきてもらいました。

 

なぜ早朝かって?

 

日の出の瞬間のアンコール・ワットはとても綺麗だと宿のオーナーに勧められたからです!

 

入場チケットはアンコール・ワットの入口には無く、何故かかなり離れた場所にある。トゥクトゥクで15分くらい。

 

チケットは今年の2月頃に値上がりして現在は、

・1日券37ドル

・3日券62ドル

・7日券72ドルです。

 

カンボジアの物価の感覚からしたら超がつくほど高い。

シェムリアップではローカル飯2ドルくらい、ドミトリーは一泊4ドルくらいで泊まれます。。。

 

高いからといって、シェムリアップに来てアンコール・ワットに行かない奴はまずいないでしょうが。笑

 

僕らは1日券を購入。写真付き。笑

すぐさまアンコール・ワットの人気写真スポットに向かいます。

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まずい。ちょっと日が出てきてるー。

ドライバーさん、急いでぇ〜!!

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なんとか、間に合った。

幻想的な空気に触れることが出来ました。

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その後は建物の中を見学します。

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アンコール・ワットヒンドゥー教寺院として12世紀にクメール王朝によって建てられました。

建設に約30年の歳月がかかったとか。

接着材等を使わず石組みされてあるだけにも関わらず、現存しています。

(当然、崩れた部分もあります&悲しい歴史により故意に破壊された箇所もありますが。)

 

今回カンボジア入りするにあたって、この国の内戦や様々な国に翻弄された過去について事前学習をしました。

このアンコール・ワットも大きく関与しています。

歴史が深過ぎてここで書くことは割愛させていただきますが、恥ずかしながら僕の知らないことだらけでした。

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アンコール・ワットは遺跡群の中の一つ。

大小合わせて約600あるらしい。

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僕らはアンコール・トム含め他4つの遺跡を見学しました。

それぞれが違う時代に建てられた為、見た目にも違いが出ているのがよくわかる。。

 

アンコール・トム

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その他

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気付いたらもう14時。

たった一部を観て周るだけでもかなりの時間が必要です。しかし炎天下の中観光するので結構体力を消耗します。

中にはレンタル自転車で来てる人もいるけど、広すぎるのでおそらく地獄を見るかと思います。。。(°_°)⚡️

 

僕らの観光はこれで終了。

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宿に戻って、ロビーでトモさんとカンボジアビールで乾杯🍻

余談ですが、カンボジアのビールは水より安い!約50円ですよー(´∀`)✨

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その後、僕は新しい宿に移動しました。

 

 

夜は一人でシェムリアップの街をブラブラ♪  夜飯探しです。

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白人さんらがバーで盛り上がっているのを横目に、ローカル屋台でフライドヌードル&またまたビールを注文!計2ドル😳

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ほろ酔いで宿に戻りました。

 

明日は首都プノンペンへ移動します✨

 

 

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オモシロタクシー

無事にカンボジア入りした僕の次なる目的地はシェムリアップ

 

しかし今いるボーダーからシェムリアップまでは230㎞も離れている。

 

行き方は2通り。タクシーかバス。

 

①タクシーの場合、ここから2キロ弱離れた旧バスターミナルと言われる場所周辺に相乗りタクシーが停まっているらしくそれに乗車する。

 

②バスの場合、すぐ近く?のバスターミナルから乗車する。

 

値段ではバスの方が安いと思うがバスの場合、到着するシェムリアップバスターミナルは中心街から離れているらしい。

そこからトゥクトゥク等に乗れば結果高くなるんじゃないかと思い、タクシーを選択した。

 

ということで、旧バスターミナルまで歩き出した。

炎天下の中、荷物を背負って2㎞歩くのはしんどいが節約のため。

 

途中何度もトゥクトゥクドライバーに声をかけられるが我慢。。。

 

20分くらい歩いてようやく旧バスターミナルへ到着した。

周辺には数台客待ちしている男たちがいた。

相乗りタクシーとは、TAXIのプレートも無いセダンタイプのただの乗用車です。

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値段を確認すると、5ドルか7ドルと言われる。その違いは何?と聞くと乗車人数らしい。

 

・5ドルの場合、運転手+助手席(2)+後部座席(4)の計7名。

5人乗りのトヨタカムリーなのに。笑

 

・7ドルの場合、運転手+助手席(1)+後部座席(3)の計5名。

 

普段から節約の精神はあるが、流石に5ドルバージョンで3.5時間はしんどいと思い、7ドルにしました。笑

 

ただ客は僕以外にいない。あと3人集まるのを待っていたらかなり時間を無駄にする気がする。

ドライバーにどうするのか聞くと、突然誰かに電話をした。電話のあと、客は既にいて自宅で待機していると言う。今飯を食べてるから20分くらい待ってくれと言われたらしい。

 

本当かぁ?怪しい。

 

乗車人数が確定しなければ当然価格も不明。自宅待機してる客はどのタイミングで出発できるか分からないはず。

どういうシステムで成り立ってるんだ。

更に怪しく思えた。

 

あ!!

痛恨のミスをした事に気付いた。

 

大きいバックパックを既にトランクに積んでしまっていたのだ。

嘘が発覚した時に、他のタクシーを探そうにもトランクには鍵がかかって自分では開けられない。人質状態。。。

 

僕としたことがぁ。。。

 

なんて思ってたら、20分後に本当に出発した。

 

その後、旧バスターミナル周辺で3人の客を拾って僕の希望通り計5人で出発した。

 

疑ってスミマセンでした。

今度もし良かったら、その管理システムの仕組みを教えて下さい。笑

 

タクシー内は予想以上に快適だった。

よくあるバンタクシーと違って車の振動を抑えるサスペンションがしっかりしてるし、エアコンの効きも良い。

バスを選ばなくて良かった( ´∀`)✨f:id:kensukemurase:20170505112956j:image

 

すると、

1時間後にとある民家の前に停まった。

 

なんと20代女性が助手席に乗ってきたのだ。

※因みに僕は後部座席の一番端。

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不思議な光景。笑

 

更に30分後、またまた民家前に停車。

40代くらいの女性が立っている。

 

助手席に座っていた20代女性が降りて、40代女性は助手席に。

20代女性は持っていた荷物をトランクに荷物を積んでいる。

なるほど。結局7人かーい!

20代女性はそのまま運転席側に周ってきたので僕は横に詰めた。

 

すると、

女性はまさかの運転席に座った。

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え!!なにこの光景!!

面白すぎるだろ!!笑

 

前4、後ろ3のフォーメーションになった。

※カムリーは当然ベンチシートではないです。笑

 

走ること2時間。

この状態のままシェムリアップへ到着したのでした(΄◉◞౪◟◉`)✨

ちゃんとお約束通り7ドル払いました💵

 

そして適当な安宿に入りました♪

6ヶ国目、カンボジア🇰🇭

タイからカンボジアへの陸路旅は定番ルートのようなものでイミグレはいつも混んでいると聞きます。

 

なので10時前(混むような気がする)にはタイの出国ゲートに到着したい。

 

久々に早起きをして、近くの食堂でぶっかけ飯を食べ、その辺のバイクタクシーを捕まえ、9:45には出国ゲートに着いた。

その瞬間、5人くらいの民間ビザ代行業者に囲まれます。

 

タイ出国後にはビザが発行できないから入国できないぞ。俺が取ってやると。

 

確かにカンボジア入国にはビザが必要ですが、カンボジアのイミグレで発行できることは事前に知っていた。

 

彼らは嘘をつくのが本当に上手い(親切な人だなぁと思わせるくらい)ので、その情報を知らない人は彼らの言うことを鵜呑みにして着いて行き、アホみたいに高い金を騙し取られます。

 

東南アジアとはそういう場所なのです。

 

僕は彼らを払いのけ、出国ゲートのある建物に向かいます。

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聞いていた通り、少し混んでいる。

にも関わらず、タイの職員は誰かとイヤホンで誰かと話しながらマイペースに出国手続きをしていた。笑

 

問題なくタイの出国手続きは終了。

 

問題はこのあとだ。

 

出国ゲートがある建物を出た瞬間、またもや民間ビザ代行手配業者に囲まれます。

当然それらも相手にせず無視しながら進みます。

 

 

そして、いよいよ問題の場所です。

アライバルビザの手続きをします。

※右の建物。

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中に入ると、

受付窓口の内側に3名くらい、窓口の手前に1名の役人。

僕が入ってきたのを確認してきました。超タルそうだし、目付きも悪い。

 

旅行者は僕以外いませんでした。

 

記入用紙に必要事項を記入し、窓口の上のプレートに書いてある発給手数料30USドルとパスポートを用意。

(記入用紙を書いている時も、私服の男が寄ってきて記入に関するアドバイスを勝手にしてきます。どうせチップを要求されると思ったので結構だと言って払いのけます。)

 

まとめて提出するとすぐに突き返され、窓口前に立っている男が手書きのメモを指さします。

 

 

【30USドル+200バーツ】

                   or

         【1200バーツ】

 

はい!出たっ!!!!!!

 

 

これが賄賂の要求です。

 

僕は訳のわからないお金は勿論払いません。

 

そのまま「NO」とだけ言って、突き返します。

 

そしたら、

払わなければビザを発給しないと強い口調で言われ、またもや突き返されます。

 

多くの人はこの段階で、たったの200バーツ(≒650円)と思って払ってしまうでしょう。

 

これに関しての意見は様々だとは思いますが僕は、

誰もがたった200バーツと思って簡単に払うことで彼らは味を占める事になって、平気で外国人から楽に金を巻き上げ続けている事実が許せないのです。しかも国の役人たる者が自分のポジションを利用して。

 

金額の問題ではないし、カンボジアが貧困国だから仕方ないとも思いません。

 

正規の料金しか払う必要がないのは当然のことです。

 

因みに、

一般の商店で値切りまくった自慢をしてる旅行者がいますが、僕はその行為に反対派の意見です。

勿論、商店側も外国人価格だとしてもかなり高値で提示してくる場合もあるので多少の交渉はありだとは思いますが、過剰な交渉はその人たちの儲け(生活)に関わってくるので僕はしません。

あくまで適正価格(多少の外国人価格も加味して)を意識して買うかどうかを決めます。

トゥクトゥクやバイタクなどのサービス系の価格交渉も同じ。

 

高額を提示されてムキになり、値下げ交渉に躍起になって、相手を苦しめてはいけない。

 

こちらが大人になり、モノの価値と同等の金額を払いましょう。お互いに対等な立場であるべきだと思うのです!!

 

 

と、まぁ長々と意見述べさせて頂きましたm(_ _)m

 

 

 

話はビザ手続きに戻ります。

 

5分程話しても全然折れないので

僕が「ビザを発給を拒否するなら、今から建物の前に居座って手続きにくる旅行者に順番に賄賂の件を話す。政府にも連絡する。」

と言ったら、凄い形相でそこで座って待ってろと言われた。

そのまま待っているとビザ発給が無事完了した。

 

 

役人にとって面倒なことを言ってくるヤツもいるんだって事を身を呈して分かってもらい、この先賄賂なんて愚かな行為が少しでも減っていけば良いなと思った。

 

 

その後、無事イミグレで入国審査も終わり晴れてカンボジアへ入国する事が出来た。

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タイ国境アランヤプラテート

パタヤを出発してカンボジアとの国境を目指します。

国境の町アランヤプラテートまではミニバンで移動です。

 

田舎道なのでまぁ揺れる揺れる(´Д` )"

早々に寝ることを諦めてひたすら音楽を聴きながら外の景色を眺めてました。

 

田舎道のイメージとは相対するGun's And RosesやAerosmithの超激しめの曲を聴いていたとは他の乗客の誰も思いはしないでしょう。

そして、

そんなことはどうでも良い事でしょう。。。

 

走ること6時間。

アランヤプラテートのバスターミナルに到着。

 

先ずは宿探しから!

バスターミナルの敷地内にはゲストハウスが3件あったので今回はイージーだなと思ってたら一番安い部屋の空きがない。(その次のグレードの部屋はあるみたい)

でもその一番安い部屋でも1泊1100円くらいでちょっと高いから次のグレードの部屋は値段を聞くこともしなかった、、、(*_*)

 

まだ19時だし他を探すしかない!と自分に気合を入れて歩き出し、最終的に1.5㎞も先の宿に到着した。(遠いわ!)

 

めちゃくちゃ歩いた甲斐あって一泊500円程の宿。いやぁ〜報われたわぁ( ´Д`)✨

 

チェックインして、荷物置いて夜飯を食べに外へ。

屋台でカレーっぽい御飯を頂きました。

40バーツ(≒130円)

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屋台を出たあとはセブンイレブンでアイスクリームを買って、入口の横らへんにたむろっている若者の横に座って食べました。

高校生以来のシッティングスタイルでアイスクリームを楽しみました。

 

 

明日はいよいよ、カンボジア入国です。

イミグレに駐在する役人による賄賂の要求が問題になっているポイントです。

 

遭遇した場合のシミュレーションを3分ぐらい頭の中で練って、寝ました。。。💤

パタヤ&ラーン島

バスは遂にパタヤに到着!!

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案の定、予定より遅れて着きました。

 

途中よくわからない空き地で乗客全員降ろされ、1時間待ちぼうけの末、謎のバス交換。

そして交換したバスの車内は夜になると趣味の悪い電飾に包まれます。笑

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そして宿に着いたのは23時頃。

適当に夜飯を済ませ、この日はすぐに就寝。

 

初日はカウントしないとして、パタヤでの滞在は2日間。

まとめて書きます(^^)

 

パタヤベトナム戦争時にアメリカによって開発されたエリア。

なのでタイ国内の他の地域と比べて、かなりアメリカナイズされた街並みです。

特に中心部は朝まで盛り上がってます。

(特に白人が!笑)

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でも元々は小さな漁村だったらしいです。今では年間150万人を超える観光客が押し寄せます。

良いか悪いかは別として、大きな変化を遂げましたね∑(゚Д゚)

 

タイにはもう一つ有名なリゾート地プーケットがありますが、パタヤプーケットに比べ物価は安い。街のクオリティ自体もプーケットと比べ当然低いらしい。品が無いんだって。笑

 

貧乏バックパッカーの僕にとって、敷居が低いのは有難いです。

なのでカンボジアに行く前に寄り道をしてみたのです。

 

肝心の海はというと、

すごくキレイなわけではない!

泳げなくはないけど。。。泳いでる人はそんなに見かけない(・Д・)笑

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では、

観光客は何処で海水浴を楽しむのか!

 

それはここから10㎞程離れたラーン島に行くのです(^^)

 

勿論行って参りました。

 

ラーン島へは、

片道30バーツのゆったりフェリー30分OR 往復400バーツ(価格は各会社によりけり)のスピードボート10分くらい?があります。

 

勿論僕はフェリーです(^^)

時間だけは余裕があるのでっ✋笑

 

朝9時。

フェリー乗り場に行くと

 

人!人!人!!

 

溢れかえっています。

 

やっぱりラーン島は定番の様ですね!

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フェリーに乗り込みます。

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船内にはライフジャケットが備え付けてあります。

以前、このフェリーの船長が覚せい剤を使用した状態で運転し事故を起こした事があって、何人かが亡くなったそうです。

もしもの時はすぐに着れる様、側に置いておきましょう。

ここはタイ!自分の身は自分で守ること👉!!

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30分後、ラーン島のナーバーン埠頭に到着です。(もう一つはタワエン埠頭があります。)

 

ラーン島には大小7つのビーチがあります。

僕はレンタルバイク屋でスクーターを借りて周りました。(休日価格300バーツ)

 

先ずはヌアルビーチ。

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パタヤのビーチよりも透明度が高いです✨ここなら海水浴にもってこいです(^^)

しかし今回は着替えを持って来ておらず、僕がここに来た目的は日光浴です。

 

まだ残り6つビーチがあるのでとりあえず、全部周りました。

 

サマエビーチ。

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ティエンビーチ。

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サンワンビーチ。

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タワエンビーチ。

ここはもう一つの埠頭がすぐ隣にあります。なので、アクセスが良いことから人がワンサカ👨‍👩‍👧‍👦💨💨💨

8割以上が中国人ツアー客です。

まるで中国にいる気分。笑

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屋台も充実してます🍛

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ソンランビーチ。

ビーチの景色が一緒過ぎて写真撮るのやめました。。。

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そして最後が一番人気のないタヤイビーチ。ビーチも他より小さい。

ほとんど人がいません✋

 

が、僕はココが一番気に入りました( ´∀`)人がいないのが良いですね!!

 

レジャーシートを忘れた僕は、

バックパックとバックパックのカバーとTシャツを岩場に敷いて音楽を聴きながら日光浴🌞✨

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たまに足だけ海に浸かったりと、1人で海を満喫しました。

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ビーチはこんな感じですが、道中の景色もローカル感があり魅力的に感じました。

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スクーターをレンタルすると自分の行きたいところに自由に行けます(^^)

全身で風を感じることのできるので超爽快です✨

 

気付けばもう5時間滞在!一人なのに!笑

 

そしてパタヤに戻りました(^^)♪

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もう一つの思い出はマッサージ。

タイの色んな場所を旅して来ましたが、パタヤ程安いマッサージ店は見たことない!!

 

驚愕の1時間120バーツ(≒390円)!!

全身タイマッサージでもフットマッサージでもOK🙆‍♂️✨

 

貧乏な僕にとってマッサージは贅沢なものだと思って全然行きませんでしたが、

2日続けて行っちゃいました(о´∀`о)笑

 

安いからといって質が悪いわけではないですよ〜✋✋✋

 

でも気を付けないといけないことが!!

 

セクシャルなマッサージ店も多数ありますので中を覗いて見極める必要があります( ͡° ͜ʖ ͡°)

照明の色とか明るさとか。笑

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因みに僕は一発で普通のマッサージ店に入れましたが、ガッツリオカマの人でした( ´∀`)

とても力強いマッサージで大満足でした✨✨

 

こんな感じでパタヤを満喫したのでした!!