バンディプル
ポカラ→ドゥムレ→バンディプルとバスでやってきた。
特に大きな目的は無いが、トレッキングからポカラに戻ったわずか2日間にもう大自然を欲したため山に囲まれたバンディプルに行くことにした。
元々、首都カトマンズに行く予定があったためバンディプルはその中間地点だったので丁度良かった。
ドゥムレ→バンディプルまでのバスの発車を待っている時に、一人の欧米人が僕の隣に座った。
このバスには僕ら以外の外国人は乗っていなくて彼とは直ぐに打ち解けた。
オーストリア人のジュリアン。
バンディプルに着くと、お互いに宿情報など持ってなく一緒に探すことにした。
そして適当に入った宿がベッド×2のベランダ付きのナイスな部屋だったのでシェアして使うことにした。
この旅でオーストリア人に会ったのは初めて。
彼曰く、オーストリア人は旅行も含めて国外に出ないらしい。閉鎖的なんだって。
宿の人にスポットを聞くと、約一時間歩いた場所に鍾乳洞があるらしい。
早速2人で向かった。
のどかな道を進み徐々に森林の中へと入っていくのだが、その手前の見晴らしの良い丘にネパール人の若者6人が小さく輪になって座っていた。
何をしているか直ぐに分かった。
マリファナを吸引しているのだ。
勧められたが当然お断り。
僕はタバコすら吸いません。
ネパールでは至る所でこの光景を目にする。
しかも決まって15歳前後の決して裕福ではなさそうな少年達。
その辺に自然に生えている為、入手しやすくお金の無い彼らの遊び(娯楽)は限られ、行き着く先はマリファナなのだ。
日本との大きな違いを感じた。
その丘を後にし、ひたすら下りが続く。
これは帰りが辛そうだ。。。
そして到着。
入場料の200ルピー(≒220円)はガイド込みの値段。
僕らを含め8人に対し、1人のガイドが付いた。
中は暗くて手持ちのペンライトで照らしながら進む。僕以外はヘッドライトだった。
中は思ったよりも広く、ロープを使って登る箇所もあったため冒険心をくすぐられた。
床はとても滑るため、尻もちをついている人が続出。
ベトナムの天国&暗黒洞窟を見ている為そこまで惹きつけられるものは無かったが、それでも自然が創り出したこの洞窟は芸術的だった。
20分程で外へ出た。
そしてやっぱり帰りはしんどかった。
翌日は早起き。朝日を見るため。
ここ最近の日課になりつつあるなぁ。笑
朝日スポットというのがあり、そこで待つ。
少し霧がかかっていてクリアでは無いが綺麗だった。
その後、近くのレストランで朝食を食べ終わり、僕はトイレの為一旦席を外し、戻るとジュリアンの額になんか付いていた。
僕が席を立った直後にお婆さんに付けられたらしい。
その印には何かの実(?)も配合されていて、めちゃくちゃ臭かった。笑
糞の臭いがして彼はかなりテンション下がってたけど、宿のおばさんに聞いたら流石に糞は含まれてはいないらしい。
それにしても臭いため、部屋に戻り速攻で洗い流していた。
その他は散策という名のただの散歩をしていたぐらい。
ジュリアンはもう一泊すると言っていたが僕は翌朝町を出た。
お互いに良い旅を!