日本寺から平和を願う
ルンビニの町自体はそんなに広いわけではないが、中心に大きな公園がありその中に10カ国以上の仏教寺が点在している。
その中に日本寺もある。
ここ日本寺では日々のお勤めに参加する事で無料で宿泊をさせていただけるという事なので良い機会だと思い訪ねた。
しかし、そこには日本人の上人様は不在で住み込みでお勤めをしている日本語が少し話せるネパール人の青年が出てきた。上人様は仏教のセレブレーションの為、今はポカラにいらっしゃるとのこと。
残念ではあったが、泊まることはOKしていただいたのでこちらで2泊させてもらった。
ここではこういったスケジュール。
午前中には「南無妙法蓮華経〜」とお経を唱えると同時に、手持ち太鼓を叩きながら公園内を回るお勤めがある。
向かった先はマヤデビ寺。
ここはまさにお釈迦様が生まれたというピンポイントな場所。
ここではネパール人は勿論、インド、タイ、中国人らしき人達も来ていた。仏教国は多い。
公園内にフランス寺やカナダ寺等もあるけど流石に彼らの姿は見なかった。
日本人は見ませんでした。
その後、公園外に出て町のメインストリートを通る。
すると町の小さな子供達が家の玄関前に立っていて、僕らが来るのを待っていた。
僕らは彼らの前で立ち止まり、太鼓を子供達に渡すと、「南無妙法蓮華経〜」と太鼓を叩きながら大きな声で3回唱えた。
意味はわかっていないだろうと思うが、毎日の習慣で身に染み付いているのだろう。
リズムがぐちゃぐちゃだけどそこがまた可愛く映った。
そんなこんなで午前中のお勤めは座って行うものも合わせて5時間くらい。
午後は4時間くらい。
とてもしんどいがそんなことばかり考えている様では、全くもってお勤めの主旨が違ってきてしまう。
日本山妙法寺が正式な名前だが、別名はワールドピースパゴダ。
ここにいる人たちは世界の平和を祈るためにこのスケジュールを毎日休まず続けている。
こんな生き方をしている上人様らを忘れない事、ここでのマインドを少しでも自身が持ち続ける事でお勤めはできなくとも心で平和を願い続けることを続けようと思った。。
平和について改めて考えさせられた2日間だった。