香格里拉(シャングリラ)
亜丁から戻った僕は昨日のうちに香格里拉行きのバスチケットを宿のスタッフに手配してもらっていた。
シンシン達とは昨日の夜にお別れを告げた。
香格里拉という名前はイギリスの小説家が書いた「失われた地平線」という物語に登場する理想郷シャングリラの名前をそのまま採用して当て字で「香格里拉」にしたわけなんですね。元は中甸という地名だったそうです。
理想郷かぁ。。。惹かれるな〜(*´Д`*)
実際そこに何があるのかはよく知らないが折角近くにあるのに行かないのは勿体無い。
近くと言っても稲城からバスで10時間もかかるけども。笑
山を越えて行きます。めちゃくちゃ悪路で常に座席でホッピングしてました。
16時頃ようやく着いた香格里拉。
そこは何というか、
立派な街でした🏙
あれ?最後の桃源郷的な感じで言われてるはずだけど、、、。
多分、中国人以外のこの街をざっくりとしか知らない観光客は皆んなそんなイメージを期待してやって来てるんだろうと思う。
一応周りの期待に添えるような演出を施した外観の商店が並んでいるけど、どこか安っぽいです。
きっと昔は本当に素朴な街並みだったんでしょうが、観光客(自分も含め)がどっと訪れることによって雰囲気が変わってしまったのでしょう。
東チベットは近年人気の観光地になりつつあり、チベットを感じられる理塘でさえ数年前と比べたら随分変わってしまったらしい。
現地に住む人たちは観光客が落としていくお金で以前よりも豊かな生活を味わい、この先、生活水準を上げていく為にも変わりゆく街の変化を受け入れていかなければいけないと思うのは人として当然の考え方だよなぁ。
変わって欲しくないと思うのはそこで生活していない僕ら外部の人間のエゴだと思いました。
複雑な気持ちですが、その代表的な場所がここ香格里拉だという印象です。
適当な宿にチェックインして、その後は街をぶらぶらしました。
大きなマニ車。
ヤクのミルクが入ってる蒸しパン。無味。
ヤクの肉の炒め物。固い。
小高い丘の上にあるHundred Chicken Templeへ。
100羽は居なかったですが20羽くらいのニワトリがいました。
そこにあるタルチョーがとっても鮮やかで綺麗でした。
再び街に戻ると皆んなで体操?ダンス?をしていました。中国ではよく見る光景です。
宿に戻りパッキング。
そう、明日稲城に戻ることに決めました。
市街に出れば自然の沢山ある観光ポイントがあるらしいですが、僕はこの街を中々好きになれませんでした。
嗚呼。。。
明日も10時間バスかと思うと億劫だです。。。