back to nature

2017年2月から約2年間で世界一周をします。旅で見たこと感じたことを自由に書いていこうと思います。ほぼ自己満足な記録ではありますが、自身の旅の経験が少しでも誰かの役に立てれば幸いです。

6ヶ国目、カンボジア🇰🇭

タイからカンボジアへの陸路旅は定番ルートのようなものでイミグレはいつも混んでいると聞きます。

 

なので10時前(混むような気がする)にはタイの出国ゲートに到着したい。

 

久々に早起きをして、近くの食堂でぶっかけ飯を食べ、その辺のバイクタクシーを捕まえ、9:45には出国ゲートに着いた。

その瞬間、5人くらいの民間ビザ代行業者に囲まれます。

 

タイ出国後にはビザが発行できないから入国できないぞ。俺が取ってやると。

 

確かにカンボジア入国にはビザが必要ですが、カンボジアのイミグレで発行できることは事前に知っていた。

 

彼らは嘘をつくのが本当に上手い(親切な人だなぁと思わせるくらい)ので、その情報を知らない人は彼らの言うことを鵜呑みにして着いて行き、アホみたいに高い金を騙し取られます。

 

東南アジアとはそういう場所なのです。

 

僕は彼らを払いのけ、出国ゲートのある建物に向かいます。

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聞いていた通り、少し混んでいる。

にも関わらず、タイの職員は誰かとイヤホンで誰かと話しながらマイペースに出国手続きをしていた。笑

 

問題なくタイの出国手続きは終了。

 

問題はこのあとだ。

 

出国ゲートがある建物を出た瞬間、またもや民間ビザ代行手配業者に囲まれます。

当然それらも相手にせず無視しながら進みます。

 

 

そして、いよいよ問題の場所です。

アライバルビザの手続きをします。

※右の建物。

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中に入ると、

受付窓口の内側に3名くらい、窓口の手前に1名の役人。

僕が入ってきたのを確認してきました。超タルそうだし、目付きも悪い。

 

旅行者は僕以外いませんでした。

 

記入用紙に必要事項を記入し、窓口の上のプレートに書いてある発給手数料30USドルとパスポートを用意。

(記入用紙を書いている時も、私服の男が寄ってきて記入に関するアドバイスを勝手にしてきます。どうせチップを要求されると思ったので結構だと言って払いのけます。)

 

まとめて提出するとすぐに突き返され、窓口前に立っている男が手書きのメモを指さします。

 

 

【30USドル+200バーツ】

                   or

         【1200バーツ】

 

はい!出たっ!!!!!!

 

 

これが賄賂の要求です。

 

僕は訳のわからないお金は勿論払いません。

 

そのまま「NO」とだけ言って、突き返します。

 

そしたら、

払わなければビザを発給しないと強い口調で言われ、またもや突き返されます。

 

多くの人はこの段階で、たったの200バーツ(≒650円)と思って払ってしまうでしょう。

 

これに関しての意見は様々だとは思いますが僕は、

誰もがたった200バーツと思って簡単に払うことで彼らは味を占める事になって、平気で外国人から楽に金を巻き上げ続けている事実が許せないのです。しかも国の役人たる者が自分のポジションを利用して。

 

金額の問題ではないし、カンボジアが貧困国だから仕方ないとも思いません。

 

正規の料金しか払う必要がないのは当然のことです。

 

因みに、

一般の商店で値切りまくった自慢をしてる旅行者がいますが、僕はその行為に反対派の意見です。

勿論、商店側も外国人価格だとしてもかなり高値で提示してくる場合もあるので多少の交渉はありだとは思いますが、過剰な交渉はその人たちの儲け(生活)に関わってくるので僕はしません。

あくまで適正価格(多少の外国人価格も加味して)を意識して買うかどうかを決めます。

トゥクトゥクやバイタクなどのサービス系の価格交渉も同じ。

 

高額を提示されてムキになり、値下げ交渉に躍起になって、相手を苦しめてはいけない。

 

こちらが大人になり、モノの価値と同等の金額を払いましょう。お互いに対等な立場であるべきだと思うのです!!

 

 

と、まぁ長々と意見述べさせて頂きましたm(_ _)m

 

 

 

話はビザ手続きに戻ります。

 

5分程話しても全然折れないので

僕が「ビザを発給を拒否するなら、今から建物の前に居座って手続きにくる旅行者に順番に賄賂の件を話す。政府にも連絡する。」

と言ったら、凄い形相でそこで座って待ってろと言われた。

そのまま待っているとビザ発給が無事完了した。

 

 

役人にとって面倒なことを言ってくるヤツもいるんだって事を身を呈して分かってもらい、この先賄賂なんて愚かな行為が少しでも減っていけば良いなと思った。

 

 

その後、無事イミグレで入国審査も終わり晴れてカンボジアへ入国する事が出来た。

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